今日は、久し振りにJR高槻駅前で市営バスの回数券を買ったついでに妻と2人で松坂屋に行って昼食を食べました。初めは、地下1階の中華料理店で酢豚定食なんかを食べようとしていました。でも、これは、ラーメンと酢豚と丼山盛りのご飯なので、カロリーが高過ぎる上に脂っ濃いので、「これじゃあ体に負担がかかるな」とストップがかかりました。というのは、日ごろ、ビートタケシなんかがテレビでダイエット・健康志向の番組をよくやっているので、そのインプットが強烈なせいか、あるいは元来テレビの影響が私は強すぎるのかも知れません。(笑) まあ、いずれにしても、このお店のメニューの中華定食やラーメンなどは、どれも若者向きか、スポーツ選手かにふさわしい食事だなという結論に到ったので、ここで食事をするのは止めようと思い直しました。そして、ふと店内を眺めると、年の頃私よりは一回り以上の70歳代の女性で満席だったので、皆さんとても元気で健康なんだなあと感心しました。「さすが日本は世界一の高齢化社会だ。しかも健康で元気な年長者が多いのだ。」と、そういう私も61歳で仲間入りしているので頼もしくなるやら嬉しくなるやら勇気付けられるやら・・・。
でも、ひょいと妙なことを思い出しました。70歳代でもモリモリと肉食をいただくなんて・・・きっとこれは最近テレビで見た「金さん銀さんの娘さんたち」の番組の影響だな・・・と思い出しました。92歳を筆頭に88歳までの4人姉妹ですが、現在も矍鑠として元気に何でも食べておられるそうです。勿論、中華風の豚肉と野菜炒めのあんかけみたいな動物性たんぱく質と脂肪の多いメニューも自分で調理して食べておられます。「ああ、これだな。元気の源は!」と思いました。年取ったからといって、「一日に白米1杯に味噌汁と少しの野菜」みたいな質素な枯れた食事では、到底長生きはできないと言うわけです。粗食と働き過ぎの過労が原因で宮沢賢治はわずか37歳で他界してしまったことを考えると、「雨にも負けず風にも負けない丈夫な体」を持つには、酢豚定食を食べるに限るな・・・なんてことに思い至りました。(毎日はいけませんが・・・)
まあ、たかが昼飯のメニューですが、されど十分に栄養の行き届いた食事をとることは高齢化社会では本当に重要な課題だなあとよくよく考えている最中に、テレビでは偶然、午後の国会中継番組が流れていました。野党の消費税反対の鋭い質問に対して、野田首相が「税と社会保障の一体改革」をスローガンにして「高齢者の安定した生活を保障するための年金資金確保」と「若年者の年金や保険料の負担軽減」を目指して、「消費税導入」は万やむを得ない施策だと、不退転の覚悟で取り組む旨、強く訴えていました。私も、ギリシャ危機を初めとするするヨーロッパの財政危機を目の当たりにしていると、党利党略で右往左往している既存政党の茶番劇に危機を覚えました。
でも半面、そんな国の施策はどちらに転んだところで、何が何でも、自分もこんな元気な年長者の女性陣と同じような頑健な体になれるように、もうちょっと日ごろからヘルシーな食生活を心がけて体質改善しなくっちゃあいけないなあ・・・なんてことも真剣に考えました。私はというと、実は腰痛で運動不足なこともあり、いわば半病人だと自覚してもおります関係上、妻と相談して、「もっと、胃腸にやさしいメニューの食堂は無いのかなあ?」なんて健康志向になって尋ねますと、「4階の家族亭がいいわね。」と教えてくれました。そこで、とろろ蕎麦定食なるメニューを注文しました。それが、下記の写真です。このお店の客の年齢層は、ぐっと若くて30 歳~60歳ぐらいでした。あれっと意外でしたが、比較的若い年代の人はヘルシーな食事を好むんだな・・・と思いました。これも、やはりテレビ文化の影響で、多分「タニタ食堂」の健康メニューの影響が大だな・・・なんて勝手な想像をしてしまいました。(笑)・・・おそらく十中八九は当っているでしょう? ご想像にお任せいたします。
結論
私の独断と偏見に満ちた論からすると、70歳越えの酢豚定食を食べていた女性陣、蕎麦定食を食べていた若い女性陣、いずれにしても、視聴率の高いテレビの健康番組の影響が非常に強い影響を与えているのではないかと考えられます。